普代石碑巡り5

撮影日 2017/06/13
撮影場所 茂市(もいち)地区
コメント 石碑巡りシリーズ 三階萬灵塔(さんがいばんれいとう)

 

普代の石碑を巡るシリーズ、第5回(第4回はこちら)。

今回は、茂市地区にある「三階萬灵塔(さんがいばんれいとう)」です。

 

こちらの石碑は、天保13年(1842年)に建立されたようです。

ご存知の方は文字に違和感を覚えるかもしれませんが、

同じ読み方で「三界萬霊」という塔や碑は全国各地、多くは寺や墓地に存在します。

三界萬霊とは、三つの世界すべての精霊に対して供養することの大切さを示すものです。

 

三つの世界とは、

欲界(よくかい)」「色界(しきかい)」「無色界(むしきかい)」で、

最下層が欲界、その上が色界、色界の上にある無色界の三層からなっています。

このことから、界は階層と考えてよいと思います。

なので「三階萬灵塔」の「階」の字も当てはまるのかもしれません。

萬灵塔の「灵」の字は、「霊」の異体字です。

そして萬霊とは、この三界のすべてを指します。

 

普代村ではこの「三界萬霊塔」が茂市地区の他、妙相寺と北股神社(二基)合わせて四基あります。

 

妙相寺「有無両縁三界萬霊」

 

北股神社「三界萬霊塔」

 

妙相寺の「有無両縁三界萬霊塔」の有無両縁とは、三界萬霊塔と同種のもので、この場合は「あなたの内輪もそれ以外も含めて」という意味があるようです。

この他にも「有無両縁塔」は芦生(あしおい)地区にも存在します。

三界萬霊塔には他にも、旅先で亡くなられた方や争いが起こらないようにと願いを込めて、無縁の霊をこの石碑に祀るために建立したり、末永く平和な世の中であってほしいという想いから建立されているようです。

これらの碑や塔を見つけたときは、その意味を解し合掌してみてはいかがでしょうか。

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